愛媛のインプラントクリニック中矢歯科医院

インプラントコラム

インプラント治療に必要な解剖学

2018.10.07
6日(土)7日(日)は横浜で開催されております日本国際歯科大会に出席しております。
インプラント治療を安全に行うためには、術前の診査、診断および解剖学的知識の習得が必須であります。インプラント関連の解剖に関する書籍を紐解いただけでは、理解しがたい部分も著者ご本人に解説してもらうとより深くその本の訴えたいこと知ってほしい内容が分かってきます。著者が外国人の場合はなおさらのことです。
解剖において、生理的な加齢現象や歯を失った結果、歯があった場所の骨がやせ細ったり骨の萎縮が起こります。そうすると上あごでは上顎洞や鼻腔底との距離が近くなったり下あごでは顎下腺窩や予想外の下歯槽神経・動脈の広がりに起因して、インプラント治療を行う患者様の治療計画が複雑化します。
また、より高度な骨造成が必要な症例に関しても、書籍の内容だけでは理解が難しかった事柄も著者みずからが動画を交えて解説して頂けるとより理解も深くなります。
解剖学の書籍は概して高価なのですが、スピーカーの講演が気に入り即購入しました。ふとした時に読む楽しみが一つ増えました。
インプラント治療において、歯周病などで骨が解けた結果として抜歯になってしまった場所など極端に骨欠損の著しい場所にインプラント治療を行う予定である場合、骨をまず造って(骨造成して)からインプラント体を埋入する必要があります。
垂直的・水平的な骨造成は難易度が高い術式の一つとされています。それは主に術式が難しいのと合併症の可能性があるからだったのですが、この骨造成の分野においても従来の術式よりも骨造成を予知性をもって成功させる方法が出てきました。
ソーセージテクニックという方法ですが、特に上あごの前歯部や下あごの奥歯では既存骨の状態ではインプラントができない症例において骨造成をあらかじめ行い、それからインプラント体を埋入することで、審美的にも満足できる外観をつくっていくことができますし、神経や血管を傷つけるリスクを避けることができます。
6日(土)は上記したLouie Al-Faraje先生やIsvan Urban先生の価値ある講演を聴くことができてためになりました。海外で活躍されている著名な先生の講義を日本で聞けるのも国際歯科大会の魅力ではないでしょうか。

 

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